吉崎誠二のREIT NOW 第18回「【特集】2025年度都道府県地価調査(基準地価)の分析」
はじめに、全国平均の状況を見てみましょう。
2025 年都道府県地価調査では、全国平均では、全用途平均・住宅地・商業地、工業
地のいずれも4年連続で上昇、すべて昨年を上回る上昇幅となりました。ちなみに、
宅地見込み地は、25 年はプラス0.4%で昨年はプラス0.5%でしたので、上昇率は0.1%
減少しました。
全用途の平均は1.5%の上昇(昨年は+1.4%、一昨年は+1.0%)で4 年連続での上
昇です。住宅地は1.0%の上昇(昨年は+0.9%一昨年は+0.7%)で4年連続の上昇と
なりました。商業地は2.8%の上昇(昨年は+2.4%一昨年は+1.5%)となりました。
新型コロナウイルスの影響を受けて、2021 年はマイナス(全国・全用途平均で-
0.4%)でしたが、22 年以降4年連続してプラス、上昇幅も4 年連続で拡大となってい
ます。
<続きは以下のファイルでご覧ください>